おもひで [写真]
高校時代、写真部に所属していた。
部の主な活動としては、県の展示会に向けての作品の制作、
体育祭・文化祭での記録としての写真撮影などが挙げられる。
自らが撮ったものを暗室で焼き、現像していく。
現像液、停止液、定着液。
ミクロファイン、フジフィックス、酢酸。
これらの結構な悪臭のする薬品群に
埋もれながら、高校の3年間を過ごした。
部屋の押入れを何の気なしに探索していたら、当時の作品が出てきた。
もうかれこれ、2年ほど前のものになるのか...。
この作品は高校2年の秋、高校生限定の県の展示会に出品したもの。
おぼろげな記憶を頼りに作品名を思い出すと、確か『光と影』だったと思う。
なんと安直な発想でつけたんだろうと、今さらながら思う...(苦笑)
これは、高校2年の時の文化祭に出した作品。
作品名は『少年老い易く学成り難し』。
なかなか面白い構図だと、当時かなり気に入っていたものなのだが、
残念なことに、ネガにちょっとしたキズがあり、県の展示会への出品は断念。
高校時代で唯一の息抜きと呼べるのが、部活動。
部活動以外の高校生活は、とってもアンニュイなものだった。
職員室の灯りが消え、正門が閉められる夜遅くまで、
暗室で部員たちと一緒に作品制作に没頭していた日々。
そんな日々を懐かしく、そしてとても愛おしく思う。
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