星々 [稲葉的詞世界]
社会は逸脱を嫌い、逸脱者を刑法などで排除することで
社会全体の秩序を保とうと日々試みている。
何をもって「逸脱」だと判断するか。
それは、法律やら憲法やら明文化されたものを基準とするのは勿論、
各々が幼い頃から親や先生から植え付けられ、共通に保有していると
思われる「道徳観」という次元のモノもあてはまる。
次第にそういった潮流は、個人のライフスタイルにまで影響を与える。
夢物語の将来像を語れば、他人からは白い目で見られるか、シカトされるか。
親や先生に相談すれば、「現実を見なさい」と諭される。
そう、社会と言うの多くの人々の行く末までも構築してくれる。
そして社会が引いたレールから外れると、逸脱と言うレッテルを貼られてしまう。
なんてありがた迷惑な話だと、「稲葉浩志」は思っているに違いない。
往くべき軌道をそれちゃえば 生きていけない 星 『ロンリースターズ』
好きだな、こういう稲葉さんの社会風刺。
ねぇ、稲葉さん。
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