「偽」 [雑記]
真実ばかりで構築された世界も、
なかなか窮屈で生きにくいと思うけれど…。
「お前太りすぎ」
「背低いねぇ~」
「いい加減これぐらい覚えろよ」
「その服、センスなさすぎ」
「眼鏡似合わねぇー」
そんな真実ばかりの言葉では、やっぱり浮世は成り立たぬわけで。
一人一人が自分を偽りながら、相手を労わりながら、そして何よりも
自分を守りながら生活しているのが「社会」。
優しく優しく「今」を守りながらも、それは脆く、あまりにもあっさりと失せてしまう。
残るのは悲哀? 焦燥感? 安堵感?
その答えを知るのが恐くて、皆そそくさと「ちっちゃなウソで」
自らを守る「城」の再建を始めるのだ。
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