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「作り唄う」こと [その他]

深夜のラジオから届いた歌声。

その凛然とした歌声からは筋の通った強さが、
歌詞からは強さとともに同居する切なさが感じられた。

彼女の歌声をラジオで初めて聞いたのはいつのことだったろうか。
ネットで調べてみるとどうやら2年ほど前のことになるらしい。

それはまったく予期せぬ出会いだった。
これまで数多く私の耳を素通りしていった曲がある中、
耳とどまったこの曲、そして彼女の歌声には
やはり何かしらの「縁」があるのだろう。
こういった忘れえぬ曲との出会いからも
「出会いの特別性」を感じずにはいられない。






中村中さんの『友達の詩』。
彼女自身のバックグラウンドとこの曲の歌詞を勘案すると、
彼女の中にある社会的にはあまり歓迎されない欲求などを
「作り唄う」ことによって昇華し、自身と社会をつなぐ存在が
この『友達の詩』なのかなぁとも思えた。

だから表出された言葉から滲み出る切実さが、
これほどまでに「イタク」人々の心に届くのでしょう。

『友達の詩』は彼女の世界観の包括的な「カタチ」なのでしょう。
逃れようのない運命が今の彼女を、
そして表現者としての彼女を支えているのでしょう。
彼女の真意を知らない私はこんな倒錯した考えをしてしまいます。



『友達の詩』。
素晴らしい曲です。

手を繋ぐくらいでいい 並んで歩くくらいでいい
それすら危ういから 大切な人は友達くらいでいい
友達くらいが丁度いい

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