当たり前のことを思い感じた卒業式 [雑記]
2009年3月19日、木曜日。
空模様は快晴から曇天へと移ろっていった。
スーツを煩わしく思うほど気温を高く感じた日。
そんな2009年3月19日に本大学の2008年度の卒業式が行われた。
通い慣れた自宅から大学までの道程。
その道程をこの日は、卒業生、彼・彼女らの父母たちが所狭しと埋めていた。
見慣れているはずの学生街には「華やかさ」と「気忙しさ」が同居しており、
明白な「非日常」をつくり上げていた。
その心地よくもどこか物悲しさが潜在する「非日常」を構築する1ピースに「僕」がいた。
行き交う人々の手元に視線をやれば、そこには鮮やかに彩られた花束の姿。
その美しさはまるで「今日」という日を祝福しているように感じられた。
教授から卒業証書を一人一人手渡される。
その際、簡潔ではあるものの非常に味わい深いお言葉を添えられた。
一人一人、十人十色の卒業生に送られた、珠玉の言葉たち。
先生からいただいた言葉を心の底に刻みつけ、「これから」を生きていきます。
式典を終え、夜は謝恩会。
煌びやかな場所はあまり得意ではないけれど、
この日はその不慣れな空間を十二分に楽しむことができた。
ここまで自分を教え導いて下さった恩師。
そしてともに切磋琢磨したゼミ生たちと過ごす時間。
楽しい時間ほど時計の針を早く感じてしまう。
宴会は終焉を迎え、お別れの時。
大阪駅でゼミ生たちと握手を交わした。
これまでの大学生活を振り返る。そしてその回顧の中にいる自分が
いつも恵まれた環境にいたことに気がついた。
午前0時をまわろうかという時間なのに、大阪駅では人が途絶えることはない。
絶えない雑踏の中で、僕は他愛もない話をゼミ生たちと交わし続けていた。
なかなか「さよなら」というお別れの言葉が言えずに、ただ言葉と時間だけが積み重なる。
「ここでお別れして、一生再会することがない人もいるんだろうなぁ…。」
そんな当たり前のことが心を占拠し、別れを遅らせる。
幾許かの時間が過ぎ、一人また一人と友人が雑踏の中に塗れ消えていった。
その消えゆく後ろ姿を見送るたびに心が苦しくなった。
4年間ありがとう。
いつかまたどこかでの再会を信じて。
空模様は快晴から曇天へと移ろっていった。
スーツを煩わしく思うほど気温を高く感じた日。
そんな2009年3月19日に本大学の2008年度の卒業式が行われた。
通い慣れた自宅から大学までの道程。
その道程をこの日は、卒業生、彼・彼女らの父母たちが所狭しと埋めていた。
見慣れているはずの学生街には「華やかさ」と「気忙しさ」が同居しており、
明白な「非日常」をつくり上げていた。
その心地よくもどこか物悲しさが潜在する「非日常」を構築する1ピースに「僕」がいた。
行き交う人々の手元に視線をやれば、そこには鮮やかに彩られた花束の姿。
その美しさはまるで「今日」という日を祝福しているように感じられた。
教授から卒業証書を一人一人手渡される。
その際、簡潔ではあるものの非常に味わい深いお言葉を添えられた。
一人一人、十人十色の卒業生に送られた、珠玉の言葉たち。
先生からいただいた言葉を心の底に刻みつけ、「これから」を生きていきます。
式典を終え、夜は謝恩会。
煌びやかな場所はあまり得意ではないけれど、
この日はその不慣れな空間を十二分に楽しむことができた。
ここまで自分を教え導いて下さった恩師。
そしてともに切磋琢磨したゼミ生たちと過ごす時間。
楽しい時間ほど時計の針を早く感じてしまう。
宴会は終焉を迎え、お別れの時。
大阪駅でゼミ生たちと握手を交わした。
これまでの大学生活を振り返る。そしてその回顧の中にいる自分が
いつも恵まれた環境にいたことに気がついた。
午前0時をまわろうかという時間なのに、大阪駅では人が途絶えることはない。
絶えない雑踏の中で、僕は他愛もない話をゼミ生たちと交わし続けていた。
なかなか「さよなら」というお別れの言葉が言えずに、ただ言葉と時間だけが積み重なる。
「ここでお別れして、一生再会することがない人もいるんだろうなぁ…。」
そんな当たり前のことが心を占拠し、別れを遅らせる。
幾許かの時間が過ぎ、一人また一人と友人が雑踏の中に塗れ消えていった。
その消えゆく後ろ姿を見送るたびに心が苦しくなった。
4年間ありがとう。
いつかまたどこかでの再会を信じて。
2009-03-29 20:46
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コメント(2)
おはようございます、Magnoliaさん。
大学、ご卒業おめでとうございます。
早いものですね。
ブログ上で知り合った当初は、不慣れな自炊生活で、
家族との何不自由ない快適な生活を
恋しがっていたこともあったように思いますが(笑)、
今となっては、
一人暮らしの快適さも十分に味わっているのではありませんか?
Magnoliaさんのほんの一部でありましょうが、
ブログ上でこの4年間の過程を見つめてきた者の一人として、
振り返ってみると「いろいろあったなぁ・・・」と感慨深くもあり、
Magnoliaさんの大事な節目に接して涙するワタシ、
ではありませんが(笑)、とにもかくにも、
着実に前進していかれるMagnoliaさんの「一歩」が輝かしく映り、
他人ながらも、
まるでMagnoliaさんの縁戚者のような気分で、喜びを感じています。
で、もしかして明日からは社会人ですか?
せいぜい荒波に揉まれてください。(笑)
by 志凛 (2009-03-31 06:17)
こんばんは、志凛さん。
お祝いのお言葉、ありがとうございます。
思い返しますと、確か大学1回生の夏休みに志凛さんが
私のブログにコメントを寄せていただいたので、
ほぼ4年間ほど、こうしてブログというツールを通じてお話を
させていただいたことになりますね。
志凛さんの斬新な視座、突飛な思考に触れることができて、
大変楽しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。
長いようで短かった、そんな大学生活でした。
志凛さんが回想されている通り、
一人暮らしを始めたばかりの頃は自炊に四苦八苦しておりました。
最終的に大学の4年間で料理の腕はさほど上達することは
ありませんでした。はなから「上手くなってやろう」という気概が
ないのでしょうね(苦笑)
明日からいよいよ社会人としての生活がスタートします。
荒波で難破しないように気をつけたいと思います(笑)。
by Magnolia (2009-03-31 22:35)